展示室1

デンマークと日本は、それぞれの歴史や文化を背景に、ときに影響しあいながら発展してきました。特に、機能と実用性に美的な意匠をまとった優れたデザインは、両国の文化的アイデンティティと美意識を示すものとして、きわめて高い評価が与えられています。1930年代から建築、家具、生活用品など、人々の生活をトータルでデザインしてきたデンマークは、プロダクトだけではなく、福祉、教育、交通網など、国のグランド・デザインも含めた優れたモデルを構築して、屈指のデザイン大国と呼ばれるほど世界の人々の強い関心を集めてきました。一方の日本はその固有の文化・思想に基づき、自然の中に独自の形を見いだしてきた国です。小型でシンプルな形を可能にした技術力、素材の特徴を最大限に引き出す伝統の技とその継承によって、デザインの分野でも独自の価値を提案し続けています。